長寿寺は、尊氏没後、父の菩提を弔うために、尊氏の子基氏によって建立されたと伝えられる、臨済宗大本山建長寺塔頭。
足利尊氏の屋敷跡に古先印元禅師を開山に迎え創建。寺の名は、尊氏の法名である長寿寺殿から名づけられました。境内にある尊氏の墓所には、遺髪が埋葬されています。観音堂は、元は奈良県の古刹園城寺にあった室町時代建立の多宝塔を、大正時代に改造移築したもので、聖観音菩薩像が祀られています。また、本堂には本尊である釈迦如来が祀られ、その両脇に安置された足利尊氏像、古先印元禅師像は、室町時代につくられたもので、仏教美術史上においても貴重な彫刻像です。

■宗教・宗派：臨済宗
過去の宗派は問いません。ただし在来仏教に限る。

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